察してさんは生きづらい。言葉にして伝えよう。
知人と話していたら、
A「これ、やっておいてくれたよね?」
B「え?それもやらないといけないの?言われてないよ?」
A「やってないの?なんで?普通これくらいはやってくれるでしょ?」
B「そんなん分からんし!ハッキリ言ってくれないと分からん!!」
というやり取りが職場であったそうで。
Aさんは、あまり自分の考えとか気持ちとかを言葉にして伝えない人。
言わなくてもわかるよね って思ってしまう人。
で、実際に求めることがなされていなかったら「あの人は気が利かない」と、判断を下してしまう人。
察してさんです。
察してさんは毎日、考えることがとても多いです。
人の言葉をそのまま受け入れることが出来ないので、
「あの人はああ言ったけど、本当はどうなんだろう?」とか
「あの人はやらなくていいって言ったけど、やっておいたほうがいいのかなぁ?」とか
「あの人は気にしてないって言ったけど、絶対気にしてる!」とか
言われたことに対して、相手の本心を求めて色々考えます。
でも本人に確認もしないので、悶々とするだけ。
自分が人に何かを言うときも、
「これは、言わなくてもわかるよね?(やってくれて当然だよね)」とか
「一応遠慮して断っているけど、本当はして欲しいの、分かってるよね?」とか
自分が人の言葉について考える分だけ、
相手も自分の言葉について考えてくれるものと思ってしまいます。
でも実際はそんなに考えても貰えないので、
望む結果を得られなくて悶々とする。
察してさんの毎日は、とても疲れます。
楽になるためには、
人の言葉の裏を読もうとしないこと。
自分の思いや考えを、明確に伝えること。
疑問があったら、ちゃんと相手に訊くこと。
ちゃんと、言葉でコミュニケーションを取ろうとすることです。
もしかしたら、ハッキリ言ったら
わがままと思われるかも知れない…
角が立つかも知れない…
頭が悪いと思われるかも知れない…
気が利かないと思われるかも知れない…
と、不安になるかも知れません。
けど、ハッキリ言ってくれる人は、付き合いやすいですよ。
その人の本心を探る必要が無いので。
示されない正解について延々と考えを巡らせる必要がない。
ありがたいことです。
察してさんは、これが出来るようになると、とても楽になります。
いかに自分が、大変なことに膨大な時間を使ってきたか、分かると思います。
いかに見当違いの努力だったかも。
もし、お互いがハッキリ言い合い、
価値観を十分に理解し合うことが出来たら、
その上で察する力を発揮すればいい。
その頃には、全然見当違いな察し行為だったとしても、
相手も自分も、笑い飛ばせるような関係を築けていると思います(*´∀`*)